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麻生区

公開日:2011.09.02

救急医療改善の一助に
たま日吉台病院分院が開院

  • 人工呼吸器を使用しながら人工透析を受けることもできる透析センター

 医療法人社団晃進会たま日吉台病院(王禅寺1105)が今月1日、高度療養型医療施設である分院を開院した。



 川崎市の要請を受け開設された分院では、市内療養病床では唯一となる人工透析患者の受け入れや、人工呼吸器患者の受け入れも行う。人工透析設備10床、人工呼吸器10台に加え、MRI装置や電子経鼻内視鏡などの設備を完備している。



 川崎市は主要政令市の中でも救急搬送に30分以上かかる割合が多いといわれ、07年から3年連続でワーストを記録。割合は市全体では改善傾向にあるものの、市北部では療養病床の不足などからいまだ問題の改善がなされていないと不安視する声もあった。



 今回の開院にあたり新たに137床が設置されることで、地域救急医療の円滑化の一助になることが期待されているという。



 同院の看護師長の尾作委砂子さんは「設備だけでなく、入院患者の方や人間ドッグを受けられる方が少しでも明るい気持ちになれるようにと、壁紙に空柄や花柄を用いるなどの工夫を凝らしています」と話した。

 

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