鄭大世(チョン・テセ)の記録映画公開 「祖国とサッカー」真実の言葉で綴る
川崎フロンターレで昨年まで活躍した鄭大世(チョン・テセ)選手の真実に迫るドキュメンタリー映画が市内の映画館で、今月9日(金)まで上映される。日本で生まれ、Jリーグで育ったプロサッカー選手が「北朝鮮代表」としての道を選ぶまでの軌跡を辿る。
「韓国に行っても、北朝鮮に行っても日本人扱い。だが日本で暮らしていても、日本人扱いではない」。映画にはサッカーを通して一人の若者の葛藤の姿が描かれている。
鄭大世選手は在日コリアン3世。朝鮮大学校を卒業後、川崎フロンターレでプレー。08年に北朝鮮代表に選出され、昨年のW杯南アフリカ大会に出場。大会終了後はドイツブンデスリーガ2部に移籍。今年のW杯ブラジル大会アジア3次予選では、北朝鮮代表として日本代表と激しい試合を繰り広げた。
映画「TESE」は日本代表という選択もあった彼が北朝鮮を選んだ理由や祖国について一切のナレーション説明を省き、選手の言葉と行動だけで綴る撮影期間1000日のヒューマン・ドキュメンタリー。
会場はTOHOシネマズ川崎(川崎区駅前本町8番/【電話】044・230・1122)。
上映は午後1時15分から2時40分と午後9時15分〜10時40分まで(上映時間については変更になる場合があるので、詳細は劇場まで問い合わせを)。
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