白山中学校跡地 特養運営法人が決定 特養128床、デイサービスも併設へ
08年に統廃合され、閉校となった白山中学校(麻生区白山1の1の1)の跡地に建設される特別養護老人ホームの設置法人が「社会福祉法人アゼリア」に決定した。今後は工事内容や計画について住民らと協議するという。
同校の跡地には麻生区白山地区特別養護老人ホームと北部総合児童福祉施設(仮称)の建設を予定している。市は昨年の12月から特別養護老人ホームの設置運営を行う法人の募集を行っており、社会福祉法人を中心とする8団体から応募が寄せられていた。
選定された同法人は、全国に20以上の福祉・医療施設を運営する島根県の医療法人社団「水澄み会」を母体に持つ。白山に建てる施設には、個室と共有スペースを併せ持つ「ユニット型」40床を含む特別養護老人ホーム128床、ショートステイ8床、通所介護に加え、約100平方メートルの地域交流スペースの設置を提案している。
市によると、地域交流スペースでは地域住民と入居者の交流の場やイベントスペースとして活用されるほか、地域の介護予防の拠点としても活用される見通しだという。
地域住民との話し合い続く
施設の設置にあたり行われている、地域住民と市の話し合いは約3年に及ぶ。今月8日に行われた話し合いでは、図面の公開や、法人による挨拶が行われた。
09年に発足した「白山地区学校跡地利用検討委員会」は▽避難場所としての機能継続▽住民への施設開放▽地域コミュニティの場としての活用継続を訴えてきた。
同委員会の木下正幸委員長は「われわれの要望は概ね取り入れてもらえたと感じている。今後も話し合いを重ね、より地域に密着した施設にしてもらえば」と話している。
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