麻生区版 掲載号:2012年3月30日号
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スターダンサーズ・バレエ団の代表を務める 小山 久美さん 昭和音楽大学短期大学部教授

継続こそが「我が財産」

 ○…川崎市最大の芸術祭「アルテリッカしんゆり2012」のオープニング公演を任された。戦後47年にわたり日本のバレエ界を牽引してきた団の代表としてこの公演の総監督を務める。同じくプリマとして活躍した叔母から団を受け継ぎ、後進の育成に専念するようになって9年。現役引退の葛藤の中で初めてプロデュースした舞台「シンデレラ」を選んだ。「敷居が高いと言われるバレエを、幅広い層に楽しんでもらいたいと選んだ題材。芸術をもっと身近にというアルテリッカのコンセプトとも通じる作品をぜひ多くの人に味わってもらいたい」

 ○…日本のバレエ発展の道を切り開いた太刀川瑠璃子を叔母にもち、物心ついた時からバレエとともにあった。思春期に差し掛かり、周囲が進路を決める中、それまで空気のような存在だったバレエと初めて対峙する。当たり前のように傍にあったバレエを自らの道と決めるには葛藤もあったが、試練と希望を絶えず提供してくれる存在に夢中でくらいついた。「当時はやめる勇気がなかっただけと思っていた。でも今、続けてきたことこそが私の財産だと思えるようになった」と振り返る。

 ○…現役時代は多くの海外留学を経験。文化庁海外研修員としてアメリカの重鎮メリッサ・ヘイドンに師事した。92年には村松賞受賞。現在は叔母の残した団の運営と昭和音楽大学短期大学部の教授としての任務に多忙な日々を送る。

 ○…創成期を経て、発展を続けるバレエ界に身を置くうち、自らの使命を考えるようになった。叔母から受け継いだバトンを未来に繋げるため、子どもたちへのアプローチがライフワークになった。各地で参加型のワークショップを開催し、バレエの普及に力を注ぐ。「子どもたちには未来に続く大きな可能性を感じている。いつか花咲くことを信じて、今はこつこつと種まきに専念したい」。微笑む瞳に夢が煌く。
 

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