神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2012年8月17日 エリアトップへ

DV相談5年で1・8倍に 啓発運動で暴力根絶へ

公開:2012年8月17日

  • LINE
  • hatena

 配偶者や恋人などからのドメスティック・バイオレンス(DV)の相談件数が増加傾向にある。市内における相談件数は、昨年度までの5年間で約1・8倍に増えた。川崎市男女共同参画センター(すくらむ21、三橋君枝館長)は、女性への暴力撲滅を目指す「パープルリボン運動」を推進し、市内でのDV被害の防止を呼び掛けている。

 すくらむ21によると、昨年度、川崎市内におけるDV被害の相談件数は、2006年度の711件を大幅に上回る1275件。5年間で約1・8倍に増加した。

 すくらむ21は件数の増大について「DVの社会的な認知が高まったことで、相談者が増えたのでは」と指摘。「身近に潜む暴力の被害者を増やさないため早急に対策すべき。相談機関は『暴力は許さない』と発信することが大切。被害に遭ったら身近な相談窓口に連絡してほしい」としている。

全国ではDV被害、4人に1人

 DVとは殴る、蹴るなどの身体的暴力だけではない。大声でどなる、無視する、生活費を渡さないなどの精神的暴力、嫌がっているのに性交を強要する、見たくないポルノビデオを見せる、避妊に協力しないなどの性的暴力も含まれる。

 国内におけるDV被害の実態調査のため、内閣府男女共同参画局は昨年11月から12月にかけ、全国の20才以上の男女5000人を対象にアンケート調査を実施。その結果、約4人に1人が「配偶者からDVを受けたことがある」ことが分かった。

 男女別では、女性の約3人に1人が配偶者からDVを受けた経験があり、約10人に1人は暴力を繰り返し受けていると回答。また、被害に遭った女性の約4割はどこにも相談していないという。
 

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook