西生田中3年5組 最優秀賞を受賞 県学級新聞コンクールで
市立西生田中学校3年5組が先月22日、第62回県中学・高等学校新聞コンクール(中学の部)で最優秀賞を受賞した。多方面からの取材と「魅せる」編集技術が高い評価を受けた。
西生田中学校3年5組が発行する学級新聞「サンゴ」は、クラス全員が新聞の発行を通じて交流を深めることを目的に今年4月に創刊された。紙面はすべて手書きで、グループごとに編集を分担しながら、週1回程度発行している。
紙面では、合唱コンクールや体育祭などの学校行事をはじめ、受験や定期テストについて扱うこともある。取材の多角性にはこだわっており、生徒はもちろん父母や家族などに意識調査を行うこともあるという。
記事の内容に加え、今回高い評価を得た編集技術についても同学級ならではの「魅せる工夫」が光る。美術部員を中心にレタリング(=文字をデザイン化し、装飾を施す技術)を駆使し、目をひく紙面づくりを目指した。この作業を担当する生徒は「記事の内容に興味を持ってもらえる見出しはどんなものか、よく考えるようになった」と話す。
担任の和田朝彦教諭は「新聞づくりを通じて、皆それぞれに成長してくれているようだ。伝えるということに一生懸命取り組んでくれる日頃の努力がこうしたかたちで評価をいただき嬉しい」と話す。県コンクールでの最優秀賞受賞を受け、同学級では全国大会にも参加する準備を進めている。
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