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公開日:2013.03.29

金程中
理科自由研究が学校賞
全国コンクールで

  • 表彰状を手にする服部教諭

 旺文社が主催する「全国学芸サイエンスコンクール」で、金程中学校がこのほど、サイエンス分野理科自由研究部門中学生の部の「文化放送学校特別奨励賞」を受賞した。神奈川県内でも唯一の受賞となった。

地道な研究の結集

 同コンクールでは研究作品のサイエンスジャンルとアート・文芸・環境作品の学芸ジャンルの2つの系統で作品を募集し、全国から2088校が参加。応募総数は10万点を越えた。

 理科自由研究部門中学生の部には全国から21543点の作品が寄せられた。その中で同校は学校としては最優秀にあたる賞を受賞。同校の服部大教諭は「このような賞が取れるとは思っていなかった。地道にやってきた子どもたちの成果の結集」と話す。

日頃感じた疑問がテーマ

 同校は昨年9月に、10点の理科自由研究作品を応募。3年生28人が1グループ2、3人ずつに分かれ、研究を進めていった。「乾き方」「せんたくばさみで考える科学」「冷感実験」「新鮮FOOD!!50度洗い」「自家製 煮干し」など日頃感じた疑問を条件を変えていきながら、実験をしていったものが多い。中でも個別で努力賞も受賞した作品「試薬づくり」は、ムラサキキャベツやムラサキたまねぎの皮は試薬になるのかなど、身近なものを使って地道に重ねた実験の跡が見られる。

 作品を応募した生徒の中には約1年をかけて研究を重ねた生徒もおり、「大変だった」「みんなの協力があってできた」と話している。

 服部教諭は「子どもたちの発想やひらめきを広げるいい機会になっているのでは。少しでも疑問に思ったことをテーマに実験などができるようにサポートし、理科の好きな子どもたちを増やしていきたい」と語った。

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