片平にある地域福祉センター金井原苑では、認知症の利用者向けに紙芝居を題材にした「回想法」に取り組んでいる。
回想法とは過去の経験や出来事を思い出し、語ることを通して人生を振り返り、これまでの自分の人生を肯定的にとらえることによって、これからの生活を充実したものにしていく支援方法である。
同苑では7日、回想法ライフレヴュー研究会の鈴木征男役員らを講師に招き、勉強会を実施。同苑職員のほか、地域の傾聴ボランティアも参加した。また、14日からは利用者に対し、回想法のグループワークなどを実践。昔懐かしい紙芝居「あめふり」を活用して読み聞かせを行うと、参加者らは昔の思い出に浸りながら、のんびりした時間を楽しんでいた。同苑の依田明子苑長は「地域にある古い紙芝居を活用し、ケアにいかしていきたい。回想法の新しい可能性を探っている」と話している。
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