麻生から東北へ――。10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議で、区内栗木の桐光学園高等学校(伊奈博校長)松井裕樹投手=今号人物風土記で紹介=は5球団から1位指名を受け、東北楽天ゴールデンイーグルスが抽選で交渉権を引き当てた。桐光学園の選手で1位指名を受けたのは初。松井投手は記者会見で「10年後には日本球界を代表するピッチャーになりたい」と力強く話した。
午後5時から始まったドラフト会議では、楽天のほか日本ハム、横浜DeNA、ソフトバンク、中日の5球団が松井投手を1位で指名。今ドラフトでは最多となる1位重複となった。
野呂雅之監督とともに記者会見に臨んだ松井投手は、5球団から指名を受けたことに「高い評価を頂いてうれしく思います」と返答。楽天への印象を聞かれ「今年パ・リーグを優勝している強いチーム。そのような球団に選んで頂いて光栄です」と答えた。目標とする投手に今シーズン24連勝を記録した田中将大投手をあげ「学べることがたくさんあると思うので、いろんなことを吸収して、ゆくゆくは越えられる投手になっていきたいです」と抱負を語った。
また、神奈川県のファンにむけては「みなさんの期待を感じていましたので東北に行っても応援してもらえればうれしい」と話した。
記者会見後には、野球部のチームメートによる胴上げが行われ、歓喜に包まれた。その後楽天関係者の訪問を受け、星野監督直筆の「夢を夢とするなかれ」というメッセージつきの交渉権確定の用紙を渡されると笑顔を見せ、1位指名を実感している様子だった。
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