日本映画大学が11月1日、数々の映画人を輩出してきた台湾の国立台北芸術大学と「学術交流協定」を締結し、同日、日本映画大新百合ヶ丘校舎で調印式を行った。日本映画大はアジアの映像教育の拠点になることを目指している。
同協定の目的は両大学が相互に協力を進め、交流を強化することにある。教員の短期交換、学生の交換留学、学術研究における情報共有などを行っていく。今後、大学が主催する映画祭への参加、映画作品の共同制作に取り組む予定。
調印式は台北芸術大から楊其文(ヤン チーウェン)校長、王童映画学部長らを招き、行われた。日本映画大の教職員と学生が見守る中、30年以上の交友関係を築いてきた日本映画大の佐藤忠男学長と王映画学部長が対談。両大学の未来に向け互いに抱負を語り合い佐藤学長と楊校長が学術交流協定書に署名した。
昨年韓国の大学とも提携
日本映画大は昨年10月、韓国の国立大学である韓国芸術綜合学校とも教育や研究に関する連携協約を締結しており、海外の大学と国際提携を結ぶのは2校目。これまで教員や学生の交流や共同研究、情報交換などを行ってきた。また、今年8月に行われた「日韓学生共同制作プロジェクト」では、日本を舞台にした映画の脚本を韓国側が執筆。川崎市内を中心に協力して撮影を行った。日本映画大はアジアにある大学との交流をより広げていきたい考えだ。日本映画大の佐藤学長は「学生の交流を活発にし、広めていきたい」と話している。
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