戻る

麻生区 トップニュース

公開日:2014.04.11

はるひ野小中学校
増築校舎が竣工
宅地開発による人口増で

  • 完成した新校舎

 2012年12月から増築工事が行われていた、川崎市立はるひ野小中学校の新校舎が、このほど竣工し、4月7日に入学式が行われた。同校の学区であるはるひ野は宅地開発により、人口増加を続けており、それに伴う児童・生徒の増加により校舎が増築された。

 はるひ野小中学校は市内初の小中一貫校として、2008年4月に開校した。開校時、約400人だった同小学校の児童数は4月1日現在、約1070人にまで増加。同中学校も4月1日現在、開校時の約100人からおよそ3倍の約310人に増えた。新築マンションや建売り物件が建ち並ぶはるひ野は、今後も人口増加が予想され、既存の校舎では児童数に対しての教室数が不足。それを解消するため、校舎が増築された。

 新校舎は小学3年生から6年生が使用する。鉄筋コンクリート造4階建ての新校舎は延床面積4022・54平方メートル。新校舎には20の教室と教職員の会議室などが設けられた。また、既存の校舎のスタイルを継承し、扉のない開放的な教室や屋上庭園などが取り入れられている。

 同小学校の井部良一校長は「本来のはるひ野らしい、広々とした環境を生かしながら子どもたちにのびのびと育ってほしい。また、子ども同士の『心の壁』も低く、小中の垣根を越え、思いやりのある学校にしていきたい」と話した。

今後も増加傾向

 昨年発表された厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、2010年から2040年までの麻生区の人口増加率は7・5%で神奈川県内でも3番目に高い数値。区内町丁別の増加率は、片平7丁目(40・8%)に次いではるひ野4丁目(24・3%)、はるひ野3丁目(15・4%)、はるひ野5丁目(14%)が上位を占めている。(カッコ内の数値は12年12月末日現在の前年同月との人口増加率)。

 同校担当者は生徒・児童数について「まだピークではなく、少なくとも数年は増加傾向にあるが、今後の増加も見込んだ校舎の増築になっている」としている。

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    麻生区 トップニュースの新着記事

    麻生区 トップニュースの記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS