案内カードを手にする署員
麻生警察署は10月中、交番や駐在所の警察官が家庭や事業所を訪問し、情報提供や意見の聞き取りなどを行う巡回連絡活動を強化する。例年４月と10月が強化月間。
巡回連絡活動では、安心して暮らせる地域社会の実現を目指し、犯罪などの発生状況やその予防に必要な地域安全情報の提供、地域住民からの警察に対する要望・意見の聴取などが行われる。
同署地域課は「特に全国的に多発し、区内でも今年に入り５件（被害額約１８００万円）の被害が発生している振り込め詐欺の注意喚起をしていきたい。高齢者のお宅を中心に訪問し、事例を用いながら説明し、振り込め詐欺の撲滅を目指す」としている。
連絡カードの作成も
同署では、警察官が家庭や会社を訪問した際、「巡回連絡カード」記入の協力も求めている。迷子や高齢者を保護した場合の連絡や事件・事故、災害などの非常時に、家族への連絡をとるために役立てる。同署地域課は「特に緊急災害時など、データ上で管理している連絡先が閲覧できない可能性もある。対策として、紙ベースで記録しておく必要がある」としている。
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