神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2014年11月7日 エリアトップへ

ピアニストとして世界大会で日本人女性初のファイナリストになり、市の表彰も受ける 細川 千尋さん 昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミー所属 26歳

公開:2014年11月7日

  • LINE
  • hatena

ピアノで語る「ありがとう」

 ○…世界三大ジャズフェスティバルの一つ、スイスの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」のソロピアノコンペティションに昨年初出場し、日本人女性として初のファイナリストに選ばれた。「とにかくびっくり。特に私の家族が盛り上がっていました」と笑顔で語る。文化・芸術分野などで高い功績があり、市にゆかりのある人に贈られる川崎市の「アゼリア輝賞」の受賞も決まった。

 ○…世界屈指のピアニストたちが腕を競い合った同部門。「その中にいられることに幸せを感じた」。ファイナルに進出したのは4人。自ら作曲した自由曲を弾き、各国の聴衆を魅了した。帰国前、現地での練習場所を提供してくれたピアノ販売店への恩返しとしてコンサートを開催。「日本の曲『ふるさと』や自作の曲をお客さんが喜んでくれた。音楽って言葉がなくても通じる。それを実感した貴重な経験」と話す。

 ○…富山市生まれ。スポーツが大好きで、幼少期は陸上競技、テニスなどに打ち込んだ。動物も好きで、実家には愛犬が3匹。昭和音楽大学の短期大学部入学のため実家を離れると「寂しくて犬シックにかかっていた」とはにかんだ。ピアノを始めたのは2歳のころ。小学生で県のコンクールに出場し、演奏と作曲の両部門で最優秀賞に輝いたほか、現在までに格式のある数々の大会でグランプリを受賞。昨年はローマでリサイタルを開催するなど、活躍の場は海外にも広がる。作曲も続けており「ピアノは『指で話す』感覚。ずっと音楽に寄り添い、自然と出てくる感情を作品にしていきたい」と語る。

 ○…今年、同大学の大学院を修了し、現在はプロとして活動。今月21日、自作7曲を収めた初のCD『Thanks!』を発売する。「CDを出すのは小学時代からの変わらぬ夢でした。おばあちゃんになっても、生涯ピアノを弾き続けたい」。笑みが広がると、瞳に一層輝きが増した。

麻生区版の人物風土記最新6

吉原 智子さん

市立柿生小学校でPTA広報委員長を務める

吉原 智子さん

上麻生在住 36歳

3月29日

小ノ澤 幸穂さん

梨の木団地で初めて開催されたリサイタルでピアニストを務めた

小ノ澤 幸穂さん

王禅寺東在住 46歳

3月22日

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook