いなげや新ゆりヨネッティー王禅寺前店(区内東百合丘)の門平一夫店長(58)が、一般社団法人新日本スーパーマーケット協会による「第8回ベスト店長大賞」をこのほど受賞した。(株)いなげや=本社・東京都立川市=では系列店舗含めた全153店で、同賞を受賞したのは今回が初めてだという。
日本全国に2万店あるといわれるスーパーマーケットの店長が対象となる同賞。選考はまず、一般消費者によるインターネット投票による優秀店舗の抽出が行われ、この時点で約400の店舗が選出。その中から報道機関の流通担当記者による推薦を経て、選考委員が「新店・改装店」と「既存店」から1人ずつ大賞を決定した。
同店がオープンしたのは昨年9月で、今回は「新店・改装店部門」のベスト店長大賞を獲得した。主催する新日本スーパーマーケット協会では「新店・改装店部門は業界の記者が実際足を運んで取材している店舗が多く、その中から優れた取り組みを行っている店長が選ばれている。いなげや新店舗の大賞受賞は、今までのスーパーのイメージと違い、ゆったりとした商品陳列や地域性に合わせた健康食材コーナーを設けるなど、進化した姿勢が評価されたのでは」と話している。
地域に永く根付く店に
門平店長は受賞に際し「ベスト店長大賞という賞があるのは知っていて、以前『立派な店長がいるもんだな』と思った記憶はあるんですが、まさか自分が選ばれるとは思ってもいませんでした」と笑う。同大賞の選考は「良い店の店長が優秀な店長」という仮定に基づき選出されていることについて「店は私一人で創り上げたわけではありません。新規オープンする前はバイヤーや本部が思いを込めて商品を選び、その後にお客様から良い店だと思って頂けるのは日々のスタッフによるものです」と話す。
現在いなげやは、チラシで目玉商品を紹介してそれを大量に陳列するといった従来のスタイルを採用せず、来店者の生活シーンを想像して商品提案する店舗作りを行っているという。門平店長は「今回の受賞はいなげやが全国的に認められたという意味でも光栄なことで、私もスタッフも励みになりました。これからも地域に永く根付くような愛される店作りを心掛けていきたい」と話している。
![]() 店長を囲むスタッフ(オープン時)
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