麻生区内高石在住の演出家、横山由和さん(昭和音楽大学特任教授)作・演出のミュージカル「ヴェローナ物語」が4月26日(火)から5月3日(火)まで上演される。「アルテリッしんゆり2016」のラインナップとして、川崎市アートセンターで披露される。
同作は、「ロミオとジュリエット」(シェイクスピア作)と「ドン・ジュアン」(モリエール作)という悲劇の名作をミュージカルコメディーに脚色したもの。もともとの作品では死んでしまう主人公たちの生きたその後が描かれている。
和製オリジナルミュージカルに定評のある横山さんが、同作品を最初に手掛けたのは23歳のころ。「当時、友人の死のショックから立ち直ろうと、悲劇の名作をもコメディーにし、自分自身を元気づけ、楽しく生きようと思った」と横山さんは振り返る。その後、手直しを加えながら劇団などで520回以上の公演を重ねた。今回の公演では原点に戻り、作品が出来上がった当時に近い形で披露する。音楽に関しても初演に参加した作曲家・上田聖子さんを迎え、新たに楽曲が書き下ろされ、生演奏で溢れる思いを届ける。ミュージカル界で現在活躍するキャストらも作品を盛り上げる。
横山さんは「パロディー満載のドタバタ劇で、とにかく楽しい作品。恋愛がテーマにもなっているので、ミュージカルが初めてという方にも楽しんでいただけます。ぜひ地域の方に観ていただきたい」と話す。
チケットは全席指定・税込で一般3800円・学生2000円(未就学児の入場は不可)。会場は同センターアルテリオ小劇場。
開演時間は26日が午後6時30分、27日・29日が2時、30日が2時・6時30分、1日〜3日が2時(28日は休演)。
問い合わせは川崎・しんゆり芸術祭2016実行委員会事務局(【電話】044・952・5024)へ。
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