麻生区版 掲載号:2016年5月20日号 エリアトップへ

カンヌ国際映画祭出品作品で5月21日公開映画「海よりもまだ深く」の録音を担当した 弦巻(つるまき) 裕(ゆたか)さん 日本映画大学教授 65歳

掲載号:2016年5月20日号

  • LINE
  • hatena

音を丁寧に「捕まえる」

 ○…5月21日から全国公開となる映画「海よりもまだ深く」(是枝裕和監督)で録音を担当した。関わった是枝作品の中で、今作のほか2004年の「誰も知らない」、「そして父になる」(13年)、「海街diary」(15年)がカンヌ国際映画祭に出品されている。「映画の評価が高いからこそカンヌなどの映画祭で正式作品になる訳だから、それに関わることが出来るのはやはり嬉しいですね。今回も楽しみにしています」と笑顔で語る。

 ○…新潟で生まれ、すぐに都内へ。多感な中高生時代に触れたのは、フランスで巻き起こった若手監督による新たな感覚の映画作品群や、芸術や社会志向の強い邦画作品たち。「大手映画会社の作品とは違う低予算の映画が身近に感じられた時代でしたね」。大学生の時から編集作業やシナリオ作りなどの現場を経験し、音楽やオーディオも好きだった流れで録音技師の道へと進んでいった。スタジオ助手から独立し、30代半ばから全国公開作品で仕事をするようになった。

 ○…「お酒も飲むし本を読んだりするけど、趣味は仕事かな。天職かどうかは分からないですが自分には向いていたと思います」と笑って話す様子は根っからの映画人のよう。12年からは日本映画大学の教授に就任。「音を意識して映画を観ることはあまり無いと思いますが、映画は映像と音の2本の柱で出来ていて、『捕まえた音』の工夫次第で作品に深みを付けたりすることができます。そういった面から作品づくりの面白さを伝えたい」。

 ○…6月公開の玉木宏主演作「星籠の海」での仕事もひと段落した。これからのことを訊くと「健康を意識して多くの興味深い仕事に取り組みたいですね」。大学の教え子たちが昨年初めて卒業、映画の世界に巣立っていった。「大変だけど面白い」と言う撮影現場で、卒業生と共に仕事をする機会に巡りあうことも心待ちにしている。

麻生区版の人物風土記最新6

大矢 高弓さん

作品「ふるさと」が日展の特選に選ばれた日本画家の

大矢 高弓さん

千代ヶ丘在住 50歳

11月15日号

窪嶋 真弥さん

整理収納アドバイザーとして自宅セミナーの開催やテレビ番組にも出演する

窪嶋 真弥さん

万福寺在住 39歳

11月8日号

香川 和彦さん

11月24日に田園調布学園大で開催するフリーマーケットを立ち上げた

香川 和彦さん

王禅寺西在住 62歳

11月1日号

西川 元さん

11月2日開催「アルナ祭」に出演するシンガーソングライター

西川 元さん

王禅寺西在住 24歳

10月25日号

服部 星奈(せな)さん

市内で活動するご当地アイドル「川崎純情小町☆」の新メンバー

服部 星奈(せな)さん

麻生区・中原区担当 

10月18日号

斉藤 ゆき子さん(本名:大槻 之子)

朗読塾「ソフィアの森」を主宰するナレーターの

斉藤 ゆき子さん(本名:大槻 之子)

白鳥在住 57歳

10月11日号

西村 勝行さん

川崎市アートセンターで14日に開幕するミュージカル「ミラクル」の作曲、音楽監督を務める

西村 勝行さん

百合丘在住 68歳

10月4日号

あっとほーむデスク

  • 9月20日0:00更新

  • 6月7日0:00更新

  • 5月31日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

聖夜祝うフルートの音色

聖夜祝うフルートの音色

クリスマス公演 今年も

12月2日~12月2日

麻生区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年11月15日号

お問い合わせ

外部リンク