第98回全国高等学校野球選手権神奈川大会の準決勝が先月30日、横浜スタジアムで行われ、麻生区の桐光学園高校は横浜高校に4対8で敗れ、県ベスト4で敗退した。
準決勝は「桐光―横浜」という、昨年と同じ顔合わせ。昨年は延長10回の接戦の末、敗れたため、桐光は雪辱を期すかたちとなった―。
準々決勝(藤沢翔陵高戦)で延長サヨナラ勝ちをおさめ、勢いに乗る桐光は初回、横浜に2点を先制されるも、その裏、4番・中川颯選手(3年)が左越え3点本塁打を放ち、逆転。その後再び逆転され、下手投げの投手としても注目されるエース・中川選手がリリーフ登板し、粘投をみせたが、横浜の村田雄大選手にダメ押しの2点本塁打を浴び、突き放された。
「エースで4番」という重責を担った中川選手は、ゲームセットと同時に、グラウンドに泣き崩れた。「これまで支えていただいた方々や仲間を甲子園に連れていきたかった。絶対にプロ野球選手になって恩返ししたい」と涙ながらに語った。桐光の野呂雅之監督は「非常に残念。思った以上にミスが出てしまった。ミスと力負け」と悔やんだ。
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