麻生消防署は8日、人命救助を果たしたとして、会社員の杉本裕貴さん(区内はるひ野在住)に感謝状を贈呈した。
はるひ野地区で10月17日午後10時33分頃、ランニング中、路上に倒れ心肺停止になった傷病者を一緒にいた家族が胸骨圧迫を行い、その後、帰宅途中にその場を通りかかった杉本さんが胸骨圧迫を家族と交代して引き継ぎ、救急隊が到着するまでの間、救命処置を続け、救急隊に引き継いだ。間もなく傷病者は自発呼吸を始め、病院に搬送された。
杉本さんは「当日は仕事帰りで、路上で女性が騒いでいたので確認すると、男性が倒れていて胸骨圧迫を実施していました。救命講習は過去に受講し、知識があったので、胸骨圧迫の交代を申し出ました。人命救助ができ、救命講習を受講していてよかったと思いました。自分の行動で人が救えて本当によかったです」と語った。
同消防署の山本勉署長は「勇気をもって行動し、迅速・的確な心肺蘇生法を実施したことで尊い命が救われ、その行動に心から感謝いたします。多くの区民のみなさまが、救命講習等を受講していただき、救命処置をマスターしてほしいと思います」と話した。
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