川崎市出身、在住の3人組バンド「SHISHAMO」(ししゃも)が3月5日、川崎フロンターレのホーム開幕戦の始球式に登場。ギターボーカルの宮崎朝子さん(22)、ベースの松岡彩さん(21)、ドラムの吉川美冴貴さん(22)は、等々力陸上競技場を埋め尽くしたサポーターにあいさつした後、ゴール前へ。3人は軽快なステップを披露し、最後は小1から高校生までサッカー経験のある吉川さんが力強くシュート。惜しくもバーにはじかれたが、2本目を落ち着いて決めた。夢の舞台を終え、3人は「失敗したけどみんな応援してくれて、すごく温かかった」と、とびきりの笑顔を見せた。
昨年9月、フロンターレのホーム戦を初めて観戦した3人は、プレーや会場の雰囲気に夢中になり、その後もたびたび足を運んだという。フロンターレの選手とサポーターを歌った楽曲「明日も」は、観客がいない同競技場でミュージックビデオを撮影。宮崎さんは「そのときから始球式をイメージしていたけれど、実際は想像以上の景色ですごい緊張した」と感想を口にし、「フロンターレが自分の中で毎日を彩っている。これからも本気で応援したい」と瞳を輝かせた。
バンドは幸区の市立川崎総合科学高校に在学中、軽音楽部で「柳葉魚(ししゃも)」として結成。2013年に卒業しバンド活動を本格化させ、翌年にベース交代。松岡さんが加わった。川崎で生まれ育った宮崎さんは、地元川崎ゆかりのバンドとして「いつか等々力競技場でライブをしたい」と夢を語った。
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