神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2017年5月12日 エリアトップへ

川崎市 人口150万人を突破 転入増、安定的な出生数で

社会

公開:2017年5月12日

  • X
  • LINE
  • hatena

 川崎市は4月26日、人口が150万人を突破したと発表した。交通利便の良さなどによる若年層の転入増や、出生数が死亡数を上回る自然増などが要因。人口減少社会の中、都市の活気ととらえる一方、市では待機児童問題の拡大、人口密集地の災害対策といった課題対応も必要としている。

 1924年、人口5万人で誕生した川崎市。72年に政令市となり、翌73年に100万人を突破。2009年には140万人を超え、同年以降は市内7区すべてで人口増加が続いていた。

 増加の状況をみると、転入者の増加と安定的な出生数が特徴となっている。転入者の増加に関しては15年の国勢調査によると、10代後半から30代前半の若い世代で転入が転出を上回る。特に20代前半が顕著で、20〜24歳の転入と転出の差は1万4千人以上。

 また出生数に関しては07年から10年間、毎年1万4千人を超えている。16年の出生数から死亡数を引いた自然増では、全国20政令市の内14政令市が減少している中、川崎市はトップで、3119人の増となった。

 この状況を生んでいるのが、都心へのアクセスの良さからくる中原区武蔵小杉駅周辺の再開発や、幸区の工場跡地の大規模マンション建設に象徴される集合住宅の供給増など。加えて若い世代による安定した出生数も要因の一つとなっている。

 一方で、市では人口が増え続けることによる課題対応の必要性も生じている。 4月26日の会見で福田紀彦市長は課題として、若い世代の増加と直結する待機児童問題や、政令市で一番面積が狭いなかでの災害対策、そして新旧住民との融和などを挙げている。それらを踏まえ、急速に進む高齢化対策や想定される人口減を見ながら、取組みを強化していきたいとしている。
 

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook