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ローソン・JAなど 移動販売で高齢社会に一手 東百合丘でスタート

社会

掲載号:2017年11月24日号

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移動販売車両に多くの人が集まった
移動販売車両に多くの人が集まった

 株式会社ローソン、JAセレサ川崎、麻生区商店街連合会などが今月16日、東百合丘1丁目地区で移動販売事業をスタートさせた。同地区では高齢化が進み、「買い物が不便」「皆で集まれる場所が少ない」などの課題があり、移動販売を通して交流する場をつくり、顔の見える地域コミュニティづくりを目指す。

 川崎市が推進する、産業と福祉の融合で新たな活力と価値を生み出す「ウェルフェアイノベーション」の一環として始まった同事業。(株)ローソン、JAセレサのほか、区商店街連合会、地域包括支援センター、会場となった同地区の介護事業所「グループホームひかり」、行政が参画し、超高齢社会での「楽しみながら顔が見える地域づくり」をコンセプトに、地域包括ケアシステムの構築も視野に入れる。田園調布学園大学も、調査や検証などで協力、連携する。

 区内ではこれまで、(株)ローソンが「ツクイ・サンフォレスト川崎麻生」で移動販売を実施した事例があったが、まだ数少ない。同社の移動販売・お届け事業推進部 鈴木一十三(ひとみ)部長は、「今回は様々な所と連携していただき、地域に開かれた場所になるのでは」と期待を寄せる。

地域の交流の場に

 東百合丘1丁目は、高齢化率が市内平均の19・6%に対し、25%(9月末現在)と比較的高く、商店が少ないうえ、山坂も多く、特に高齢者にとっては買い物が不便という実情があった。

 こうした背景から移動販売が実現。初日となった16日、ローソンは日用品、冷蔵・冷凍に対応した軽食のほか、惣菜など、JAは地元産の野菜などを会場に持ち込み、区商店街連合会の百合丘中央商店会からは補聴器や雑貨などを扱う店が集まった。会場には地域住民ら多くの人が訪れ、地元東百合丘から来た女性の一人は「いつも遠くまで買い物に行っていた。新鮮な野菜もあるので、便利になるのでは」と話す。グループホームひかりの担当者は「施設入居者の方々が買い物をすることができ、外から入ってくる色々な方とも交流ができる」と語る。

 麻生区役所地域みまもり支援センターは、買い物の利便性を高めるとともに、地域の課題である顔の見える関係づくりを実現させるため、人々が交流できる場をつくり、コミュニティ意識を変えていきたい考えだ。この移動販売は今後、毎月第1・3・5木曜日の午後2時30分〜3時30分に継続的に実施される予定。

 同支援センターは「こうした取り組みが、区内外の色々なところにも広がっていけば」としている。
 

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