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新栽培アスパラが初出荷 市・JA「ブランド化に期待」

社会

掲載号:2018年4月13日号

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 区内の黒川地区で、新しい栽培方法を用いて育てられているアスパラガスが初めて収穫を迎えた。高付加価値の生産物として期待されており、3月中旬からJAセレサ川崎の大型直売所「セレサモス麻生店」の店頭に並んでいる。

 アスパラガスは一般的に栽培が難しいとされており、定植から収穫まで通常3年かかる。新栽培方法は「採りっきり栽培」と呼ばれるもので、明治大学農学部の元木悟准教授らが開発。工程は1年に短縮され、初年度に株を養成すると翌春に全て収穫する(採りきる)ことができる。

 川崎市は都市農業を活性化するため農商工連携事業を実施しており、高い付加価値が期待できるアスパラガスの採りっきり栽培に試験的に取り組んでいる。黒川にある17軒の農家が協力し、昨年3月に3500株のアスパラガスを植えた。

「栽培に手ごたえ」

 梅沢正廣さん(67)=麻生区黒川=は、アスパラ栽培に挑戦している農家の一人。昨年150株を譲り受け、元木准教授の指導を受けながら、育ててきた。この春に初収穫を迎え、3月12日にJAセレサ川崎の大型直売所「セレサモス麻生店」へ初めて出荷した。

 梅沢さんは1日に約1kg(50本ほど)を収穫し、1本25cmくらいの大きさ3本を300円で販売している。5月中旬まで収穫できる見通しだ。「無事に収穫を迎えることができてほっとしている。栽培には手ごたえを感じているので、あとは売れてくれれば」と話す。

 市都市農業振興センターでは販売促進のために商品用のラベルを用意。「川崎市内産の農産物としてブランド化していきたい。今後も定着するように継続して協力していきたい」と話す。

 JAセレサ川崎も市内産アスパラに期待を寄せる。3月28日に開かれた市議会の議員有志の「川崎の都市農業を推進する会」との勉強会で「採りっきりアスパラ」の料理を試食。同JAの原修一代表理事組合長は「まるで北海道で採れたよう。柔らかく歯ごたえもあり、味がしっかりしている。川崎の新しい名物になる」と太鼓判を押す。直売所を運営する同JA販売統括センターの松井浩幸センター長(当時)は「アスパラは鮮度が命。朝どれのアスパラを味わってもらいたい。今は麻生店のみの取り扱いだが、今後は宮前店でも販売していきたい」と話す。

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