日本の童謡や唱歌など曲の解説と歌で楽しむ「おしゃべり歌謡サロン」が5月6日(日)に麻生市民交流館やまゆりで行われる。同講座で曲が作られた背景などを解説するのが、NHKの音楽番組でチーフディレクターを務めた若林尚司さん(86)=王禅寺西在住=だ。
若林さんは童謡や唱歌の制作秘話などを紹介する「童謡講座」を全国各地で行っている。活動の原点は「みんなのうた」のディレクターとして「小さな木の実」などの制作に携わったこと。同曲は、偶然が重なってできたという。若林さんは「曲のアイデアは居酒屋で聞いた一言から思いつき、詞を依頼した人はリクエスト通りの内容を依頼前に書いていた。起用した歌手は、挨拶回りでNHKに来たとき対応したのが私だった」と笑って振り返る。1曲1曲に込められた思いや意外なエピソードがある。「曲の裏側を知って、それから歌って楽しんでもらいながら童謡を残していければ」と、定年退職後に活動を始めた。
やまゆりの講座は2013年から年2回開催し、今回で9回目。若林さんは「経験を自分の言葉で話して、皆さんが喜んでくれるのがこの上なく嬉しい」とやりがいを語る。時間は午後2時から4時。参加費800円。希望者は当日、同館(【電話】044・951・6321、4日・5日休館)へ問合せを。秋は10月末に開催する。
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