川崎百合丘ロータリークラブの2018-2019年度会長に就任した 井上 久さん 上麻生在住 65歳
奉仕の思い 活動に込めて
○…前年度が40周年の節目となったクラブの新たなスタートとなる1年は「基本に立ち返る」という思いで活動を行いたいという。「今まで取り組んできたことを地道に継続していくこと。終わりがあるものではありませんが『奉仕とは?』ってことを改めてしっかり考えていきたいです」
○…生まれも育ちも上麻生。開発が進み人口が増加してきた50年ほど前、会社員兼農家だった父親が川崎青葉幼稚園(上麻生)を開園した。大学卒業後は会社員として働いたが父親の体調不良もあり20代後半で園を継いだ。「区画整理での移転や法人格取得などが一気にやってきて慌ただしかった。世間知らずの若造が幼稚園を守るために、って思いでよくやったなと思います」と当時の目まぐるしさは今では良い思い出になっている。
○…妻と次男の3人暮らし。今年3月に園長職を長男に譲ったが「継いでくれたのはやっぱり嬉しいですね」と表情が緩む。理事長となった今でも続けているのが園児の誕生会に披露する手品。「最初は楽しませる目的でしたが今は趣味みたくなってレパートリーは200以上。大勢の子どもたち向けのステージマジックもありますが、親指を消したりティッシュが左右の耳を通り抜ける簡単なやつの方が意外と受けたり、面白いですね」。
○…若い頃、父親から繰り返し言われたのが「地域に育てられた思いを忘れるな」という言葉。RC(ロータリークラブ)活動も根底にはその思いがあるからこそ。「海外での学校づくりなど個人では出来ない取り組みも地域の清掃活動も、これまでやってきたことを続けたい。クラブ会員でいること自体も奉仕だと思うので仲間との親睦を深めながら改めてクラブの地固めを考えていきます」。笑顔と共に新たな1年に期待を込める。
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