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麻生区版 公開:2018年9月7日 エリアトップへ

富山 省吾さん 横浜市青葉区在住 66歳

公開:2018年9月7日

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映画でまちと世界つなぐ

 ○…区内にキャンパスを構える日本映画大学の理事長に今年就任。長年、映画制作現場に携わった経験から「これからは作り手だけでなく、企画プロデューサーや評論家などあらゆる『映画人』を育てて、海外にも送り出したい」と期待を寄せる。「映画に特化した単科大学として、日本で学生時代に映画作りが学べるのはここだけだからね」と語る姿は誇らしげだ。

 ○…高津区で、映画ブーム真っただ中の時代に育った。「一番初めに覚えている映画は、家族と溝の口で見た『日本誕生』。中学生になると生意気だから渋谷に『007』を友達と見に行ったりして」と笑みを浮かべる。大学卒業後は東宝(株)に入社し、映画宣伝に奔走。中でも「山口百恵と三浦友和との仕事はマスコミもすごい数集まって作品が世に出た」と思い入れがある。1989年からは12本の「ゴジラ」作品で製作・プロデューサーを務めた。2004年から現在まで日本アカデミー賞協会事務局長も担い、今も週2回は映画館に足を運び新作チェックを欠かさない。

 ○…麻生区は「東宝時代にお世話になった先輩を車でよく送っていた場所。会社やゴジラの大切な思い出がよみがえる」。リフレッシュは福島県南相馬市へ一人旅を兼ねてボランティアに行くこと。2011年から始め、既に50回以上訪問。東北3県で日本アカデミー賞受賞作品を無料上映するという活動にもつながった。

 ○…「しんゆりは生活に密着した娯楽としてのアートが根付いていて、何歩も先を行っていると思う」と評価する一方で「他のまちや外国からも来てもらってもうひと化けしないとね」とも。今後は市主催講座や地域ボランティアの人材育成講座でも講師を務める。「映画の側から、さらにこのまちを育てたい」と気さくに、芯のある声で語る。

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