柔道やレスリングの要素を併せ持つ競技「ブラジリアン柔術」の国際大会に白鳥中学校1年の川頭昊士君(12)が出場し、見事銀メダルを獲得した。
川頭君が挑戦したのは8月25日にアメリカのラスベガス・コンベンションセンターで開催された「キッズインターナショナル」。同大会はブラジリアン柔術の国際組織が主催する世界大会のひとつで、川頭君は05年生まれのオレンジ帯ライト級(48・3キログラム)に出場した。競技は年齢や帯の色、体重で階級が細分化されており、同クラスは4選手の戦いだったが、オレンジ帯は12歳で取得できる最上位色で、日本では12歳の所有者は川頭君含め十数人ほどだという。
「世界レベルの子にチャレンジしてみたい」と初めての国際大会に挑んだ川頭君。初戦のオーストラリア人選手との対戦はポイントで先行されながらも逆転で勝利。決勝は世界大会優勝経験もあるアメリカ人選手を相手に善戦するも初戦の熱戦が響き、徐々に体力差が見え始め、最後は後方からの裸締めで一本負けを喫した。
大会に帯同した父親の広卓さんは「決勝の子とはそれほど差は感じなかった」と振り返るが、当の本人は「チャンスはあったけど何もできなくて悔しかった」と一言。現在は都内のジム通いを続けながら「来年も次の年も世界大会に出て優勝を狙いたい」と念願の世界一を目指している。
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