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麻生区 人物風土記

公開日:2018.11.02

川崎安来節同好会代表を務める
三浦 清市さん
白山在住 81歳

踊りで笑顔と健康呼ぶ

 ○…「どじょうすくい踊り」で知られる安来節の講座や演技披露を、区内を中心に行っている。踊り、唄、三味線、銭太鼓、鼓の5つがあるのが特長という安来節。特にユーモラスな動きのどじょうすくい踊りは「見てくれる人が楽しくなって笑顔を呼ぶのが魅力。披露宴でも福祉施設でも、どこでもウケを狙える」と歯を見せる。

 ○…生まれは岩手県。周囲を楽しませることが好きでよく笑っていたことから、幼い頃のニックネームは「にこにこ大将」。18歳の頃上京し、専門学校を経て家電販売会社のアフターサービスや消費者窓口、商品開発など多岐に渡る仕事に40年携わった。退職後、都内のカルチャーセンターで安来節の講座があるのを発見。「最初は1、2年でやめるつもりだった」が、通い始めると面白さにやみつきに。以来20年近く稽古を続け、踊りの部は師範の資格を取得。歌と三味線も師範に挑戦中だ。

 ○…麻生区には15年ほど前に移住。「住まいの周りは全部緑で交通の便も良く、映画館や病院もある。ずっと住み続けたいね」と朗らかに話す。同好会は、7年前の市民交流館やまゆりの公開講座をきっかけに立ち上げた。「初めは講座をやらせてもらえるか不安だったのに、参加者に『面白い、これで終わりにしたら惜しい』と言われて。自分が好きなことをしながら街の役に立てれば」

 ○…宴会芸のどじょうすくい踊りを健康のために活用してもらおうと、体験講座を麻生市民館で12月まで行うほか福祉施設でボランティアも行う。「動きも面白く、足腰が丈夫になり認知症予防にもなる。自分も踊りのおかげか健康診断でもあまり引っかからない」とにやり。区に働きかける等絶えずPRして参加仲間を増やし「健康寿命をのばしたい」と力を注ぐ。

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