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東日本大震災にまつわる文芸誌「ららほら」を編著、創刊した 藤田 直哉さん 日本映画大学専任講師 36歳

掲載号:2019年5月31日号

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地域結ぶ 文化芸術の役割

 ○…東日本大震災の被災者や現地で活動するアーティストらの言葉を集めた文芸誌「ららほら」。クラウドファンディングで支援者を募り、2年の歳月をかけて創刊に至った今回の取り組みを「文学の表現で当事者のリアルを表現したかった。良い本が出来た」。一方で仕上がりの納得は半分ほどと言い、理想はまだ先にある。

 ○…北海道生まれ。読書好きの少年が興味を持ったのがSFの世界。「日常と違う様子に想像力が沸いた」と筒井康隆や1960年代の欧米小説などを読み漁っていった。高校時代は「スターウォーズ」の影響で映画作りにも熱中。早稲田大学に進学後も映像の世界を目指したが挫折し、「卒業後は『東京で何もしていない』って焦りながら、新宿の漫画喫茶でアルバイトをしていた」と苦笑い。当時、初めて書いたという小説評論で賞を獲得し「原稿料がもらえてこの仕事が向いている、やった方が良いと感じたんです」。2000年代に起こったSF作家のブームを評論する若手として地位を確立していった。

 ○…今年度から日本映画大学でSFや漫画、アニメ、ゲームといった映画と関わりが深い文化の表現について教鞭をとっている。休日は7カ月になった息子の子育てが大部分を占めるようになった。「子どもは生きているだけで楽しそう。日々の成長を見ていて父性が急に出てきたし、地域の子育て環境にも関心が高くなりました」と笑う。

 ○…多文化的な要素が強い川崎市で、美術や芸術を地域課題の解決に活用することが「これからの社会の共存モデルになるのでは」と持論を語る。思うのは幸福で公平、住み良い環境づくり。「映画や文化で地域の環境づくり、分断されているコミュニティが繋がるような貢献をしていきたい」

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