川崎白百合ライオンズクラブの2019-20年度会長を務める 成田 正弘さん 五力田在住 44歳
感謝を伝えられる存在に
○…盲導犬の理解促進やスポーツを通じた青少年健全育成など、さまざまな奉仕活動を行っている川崎白百合ライオンズクラブ。30代後半からメンバーとして活動してきたが「まだまだ団体として認知度に課題がある。SNS等も活用した『知ってもらうアクション』を考えないと」と、若手の視点でクラブ活性化に知恵を絞る。
○…生まれ育ちは麻生区で、高校卒業後にアメリカへ渡り5年間マーケティングを学んだ。「本当は浪人してこっちで大学受験をしたかったんですが」と本音を漏らしつつも「アメリカで学ぶうちに自分の中で許容できる幅が広がったのは良い経験になった」。帰国後は大手広告代理店などに勤め、父親の経営するイベント企画会社が40周年を迎えたことを機に代表を引き継いだ。
○…(有)エー企画の代表取締役として地元から全国まで、多岐に渡るイベント制作の仕事に励む日々。「1回の評判がその後の仕事に影響するから絶対に手は抜けない」。ライオンズクラブのほかに川崎西法人会青年部の活動も重なり「普段は常に仕事のことを考えているから、地域団体の活動をしている時がオフのような側面はあります。でもそれが息抜きということではないです」。
○…「こうしたらもっと良くなるのでは、と平等に意見が言い合えるのがライオンズクラブ。幅広い世代と交流して気づいたら地元意識が強くなっていました」と笑顔を見せる。今年のテーマは「地域に根付いた奉仕活動」と決めた。「地元を良くしたいという取り組みを通じてクラブをもっと身近に感じてもらえたら。自然と『ありがとう』って言ってもらえる存在にしていきたい」。若手、ベテラン関係なく地域への思いを共有し、舵取り役の1年が始まった。
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