神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2019年8月9日 エリアトップへ

麻生消防署員 引揚救助で全国大会へ 関東は1位のタイムで通過

社会

公開:2019年8月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
関東大会の賞状を持つメンバー(引揚救助の様子は動画で)
関東大会の賞状を持つメンバー(引揚救助の様子は動画で)

 麻生消防署(石渡英幸署長)の署員が、8月25日に岡山県で開催される「全国消防救助技術大会」に引揚救助の種目で出場する。7月の関東大会は1位のタイムで通過。全国でも目指すのは頂だ。

 引揚救助は地下やマンホールなどでの災害を想定した、5人1組で行う訓練。4人が訓練塔の上下に分かれて行動し、塔下の要救助者役をロープで引き上げ救出。全員が塔上に戻るまでの速さと正確さを審査される。

 同署から出場するのはリーダーの楠美孝文消防士長(32)、伊藤徹消防士長(32)、豊川聡消防士(31)、船山喜郎消防士(30)、新畑尚哉消防士(27)。同じ警防第2課に所属する5人で、大会に向け昨秋からチームを組み練習を重ねている。

 大会を主催する(一財)全国消防協会によると、引揚救助の標準所要時間は150秒。同チームは市大会を80・4秒の1位で通過するが、県大会ではタイムに影響する動作ミスもあり82・3秒で3位に。関東大会は県のリベンジで挑み、78・8秒という好タイムを達成した。動作のミスも少なく、「気持ちよくやりきった」と新畑消防士は振り返る。

同じ釜の飯の仲

 引揚救助は個々の力を合わせることが不可欠。メンバーは勤務の当番が同じため「家族よりも長く一緒にいて衣食住を共にする仲。チームワークは自然と良い」と船山消防士。訓練を撮影した動画を見ながら改善点を率直に話し合うなど、日々技術を高め合っている。

 大会では順位がつかないが、全国でも目指すのは1番のタイムだ。チームの自己ベストは71秒台。73〜75秒台を出せれば頂点は十分に目指せる。初めての会場で事前練習もできないが、伊藤消防士長は「全国はなかなか行けない。良い結果を残したい」と力強く宣言。楠美消防士長は「実災害に即した訓練。1分1秒でも速く救うことを求め続けて技術、体力を上げていけば市民にも還元できると思う」と話している。

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook