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麻生区版 公開:2019年9月27日 エリアトップへ

麻生ラグビースクールの校長として生徒の育成、競技の普及に努める 杉浦 輝明さん 横浜市青葉区在住 44歳

公開:2019年9月27日

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軸は「ラグビーのファン作り」

 ○…園児から小学生150人が参加する麻生ラグビースクールの校長として2年目を迎えた。今まさにラグビーW杯が日本で盛り上がる中、「敵味方なく良いプレーには拍手が起こり、ブーイングも少ないスポーツがラグビー。規律が尊重される雰囲気も楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。

 ○…力士だった父親譲りの体格は小学6年で身長170cm、体重80kgに。少年時代はそれがコンプレックスだった。「遊んでいると友だちが吹っ飛んで行ってケガをさせることが多くて、本気を出しちゃいけないんだって自制する子でした」。思い切りできるチームスポーツに憧れ、法政二高入学時に門を叩いたのがラグビー部だった。「フォワードとして大きな身体が長所になったのが本当に楽しくてのめり込みました」。厳しさを味わった大学と社会人でも競技を続け、日本選抜に名を連ねるなど活躍した後、32歳で引退した。

 ○…「家族と仕事に目を向けようとしていたのに、息子をラグビースクールに通うわせたのがきっかけで」と、競技に関わる暮らしが続く。今は身体を動かす機会も減り、妻との週末ウォーキングが日課になった。「コミュニケーションだと思っていますが向こうはどう思っているか。家族の協力には本当に感謝しかない」と苦笑い。

 ○…身体をぶつけ合うことで痛みを知り、相手に感謝しつつ仲間と負けない心を築いていく。選手として実感したラグビーの魅力を今は子どもたちに伝える立場。「W杯で競技に注目してもらえるのはありがたいこと。これからはそれを継続していくための環境づくりが大事になってくる」。「いつまでもラグビーファンであって欲しい」という目標に向け、大らかな視線はW杯後の仕組み作りにも向けられている。

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