放課後の教室で住民らが学習支援などを行う「寺子屋おかがみ」が岡上小学校(栗田嘉也校長)で始まった。初日となった16日は呼びかけで集まった地域の「寺子屋先生」4人が児童23人の宿題を手伝った。
この取り組みは川崎市が進める「地域の寺子屋事業」の一環。地元住民が講習を受けて寺子屋先生となり、週1回の学習支援と体験授業を行う活動だ。麻生区では同小含め7カ所、市内では51カ所で事業が行われている。
寺子屋おかがみは事前に参加登録した児童32人と8人の寺子屋先生でスタート。運営を行うのは岡上地区の2町会と和光大学などで組織される実行委員会だ。事務局長を務める星野勝巳さん(67)らが昨年、保護者アンケートを行い、要望があったことから約1年かけて実施にこぎつけた。
地元の先輩「期待に応えたい」
初日は宮野敏男実行委員長(72)が「ようやく岡上でも事業を開くことができた。寺子屋先生は地元の先輩方なので仲良くやっていきましょう」と児童に挨拶。寺子屋先生は児童が持ち寄った宿題を見て回った。
寺子屋先生の一人、高井宣昭さん(77)は「今は時間もあり何か地域にお手伝いを、という思いで参加した。子どもたちの期待に応えたい」と話した。小学3年の齋藤奏空さんは「すごい楽しみだった。みんなと一緒にドッジボールもしたい」と笑顔を見せていた。
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