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公開日:2019.11.08
新百合ヶ丘駅
構内に「街中ピアノ」
常設に向け4カ月実験
街角に置かれ誰でも自由に演奏できる「ストリートピアノ」が、新百合ヶ丘駅構内に今月17日(日)から設置される。芸術文化を振興するまちの新たな取組として、産官学4者協働による社会実験を来年3月まで実施する。
新百合ヶ丘駅に置かれるピアノは「しんゆりステーションピアノ」(通称SSP)と称され、川崎市、小田急電鉄(株)、新百合ヶ丘エリアマネジメントコンソーシアム、昭和音楽大学の4者が主催。市内の鉄道駅構内では初めての実施となる。設置場所は、第1期(17日から12月25日(水)まで)は同駅コンコースに、第2期(来年1月7日(火)から3月15日(日)まで)は小田急マルシェ新百合ヶ丘の2階。ピアノは、近隣住民から提供の申し入れがあったという楽器を使用する。
ストリートピアノは東京都庁や横浜市関内駅の地下街など全国に設置が広まっている。市内では今年9月から10月に川崎駅の商業施設前に期間限定で登場した。市は駅構内でストリートピアノをと、芸術文化のまちづくりを進める新百合ヶ丘駅に常設することを発案。他3者も前向きに検討し、調整を進めてきた。期間中は区民や駅利用者にアンケート、交通量調査等を行い、常設の可否を検討する。市担当者は「誰でも気楽な形で弾いてもらい、皆さんに親しまれるピアノになれば」と話している。
16日にお披露目演奏
同駅前のイルミネーションイベント「kirara@アートしんゆり」点灯式(16日)で、SSPのオープニング・ライブが行われる。ペデストリアンデッキで昭和音楽大学大学院に在籍する中村優似さんが演奏。時間は午後4時45分頃から15分程度。雨天中止。
SSPの演奏可能時間は第1期が午前10時から午後5時(土日祝は6時)まで、第2期が午前10時から午後6時まで。ピアノは譲り合って利用し、SNS等での事前告知は禁止。利用ルールの詳細は【URL】http://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000111071.htmlで確認を。
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