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在宅福祉にITの力を 危機意識と工夫で異業種に挑戦 (株)ソエルテ取締役・(株)モフ戦略アドバイザー 山上剛史さん
IT技術を在宅福祉の分野に導入し、介護度改善と、業界全体の効率化に乗り出した(株)ソエルテ(麻生区高石)の山上剛史取締役(37)。
昨春、訪問看護を中心とする同社を設立した山上さんの前職は幹部航空自衛官。海外国防大学への留学や幹部候補生学校で教官を務める等、期待を受ける中での退官は家族の介護が理由。「国から家族と対象は変わりましたが、人を守る意義は同じ」と心機一転、地域課題に取り組もうと選んだのが在宅福祉の世界。
「在宅福祉分野は変化が苦手。超高齢社会を迎え、今までのやり方では必要なサービスが届かない。今後は若い経営感覚と工夫が必要」。自衛官時代に徹底した危機管理への意識を今の仕事に向け、感じたのがICT化や効率化の導入だった。
「訪問看護サービスで看護師がリハビリも効果的に提供できたら」と考えていた時に出会ったのが、IT技術活用のリハビリソフト「モフトレ」。動作を感知するリストバンドとタブレットを使い、全国300の老人施設で活用されているモフトレは川崎市認証の福祉製品でもある。「これは在宅で応用できる」と閃いた山上さんはモフトレを展開する(株)モフに提案を行い、共同でソフト開発を進めることに。
(株)モフの事業戦略アドバイザーにも就く山上さん。「楽しく運動を続けながら、医師や家族には正確なデータが提供される。様々な負担が改善される画期的なものになった」と自信を覗かせる。
2月の正式リリースを控える新プログラム「モフナース(仮)」。山上さんは「川崎市が目指す介護度の軽減に加え、家族や現場の負担も軽減されるサービスを麻生区から始めることができたのは嬉しい」と話す。
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