恒例の流鏑馬儀式が、13日に高石神社で開催された。
高石地区では約370年前から流鏑馬が行われているとされる。大正初期までは馬に乗る「騎射」だったが、その後、立って矢を射る「歩射」に。かつては住民が輪番で行事の支度をしていたが、現在は流鏑馬保存会が継承し、同神社で成人の日に行っている。
儀式では、まず宮司が鬼門、鬼門返しに向かって矢を放ち、3本目を的に向かって放った。その後は保存会メンバーが的に向かって矢を放ち、射場での儀式は終了。神殿内で謡曲を奉納し1年の五穀豊穣を祈った。
一般の参拝者も矢を射ることができ、子どもから大人まで的に命中させようと挑戦。命中者は1年無病息災とされ、保存会から破魔矢が贈られた。初めての参加で見事に命中した多摩区在住の女性(47)は「近所に住んでいて家族で訪れた。この1年は平和に過ごしたい」と話していた。
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