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液体ミルク備蓄へ一歩 地元ママたちが検討会

社会

掲載号:2020年3月6日号

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販売メーカーの社員とママたちが意見交換
販売メーカーの社員とママたちが意見交換

 自治体の備蓄物資として「乳児用液体ミルク」の導入実現に向けた検討会が2月27日、地元ママたちのコミュニティー「リンクママ」主催で、しんゆり交流空間リリオスで開催された。衛生的な水やお湯が手に入らない状況でも赤ちゃんに授乳できる液体ミルク。災害時だけでなく、外出時など普段から家庭内でも触れておくことが話し合われた。

 乳児用液体ミルクは、調乳作業が不要で常温保存が可能。2016年の熊本地震で海外からの支援物資の中にあり国内で製品化の動きが拡大。昨年から国内メーカー品が販売され、全国約80の自治体で備蓄されている。

 検討会を主催した「リンクママ」は、麻生区内で保育付きレッスンや、子育て世代向けに防災教室なども行っている。防災活動の中で液体ミルクが話題に上がり「小学生の息子が小さかった頃にはなかったもの。授乳中のママたちが使用していると聞き気になっていた」と話す永井和美代表。そこで、液体ミルクについて学ぼうと企画した。

 麻生区では、川崎市の備蓄計画により粉ミルクを備蓄。一方で、費用が高いことや賞味期限が短いため、消費しながら一定の食糧を備蓄する「ローリングストック」の実践が難しいことなどから、市では液体ミルクの備蓄導入には至っていないという。

「日頃から触れる機会を」

 検討会には「リンクママ」会員のほか、液体ミルクを製造・販売する(株)明治の社員、区内保育園の関係者ら、約10人が出席。社員から液体ミルクの特徴として、添加物がないことや、粉ミルクと同等の栄養設計だと説明された。保育園関係者からは「家庭で確認できていない食材を保育園では提供できない。家庭で液体ミルクに触れておく機会はないか」、参加者からは「母乳があげられないときにも便利」と意見が挙がった。

 永井代表は「備蓄を進めるとともに、いつでも使えるよう準備しておく必要がある」とし、祖父母世代への認知や家庭内備蓄に液体ミルクを入れておくことに言及した。

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