小学1年生から3年生の親子が対象のイベントガイド冊子を、区民会議参加者による市民団体がこのほど完成させた。今年度の麻生区市民提案型協働事業で、団体関係者は「麻生区をふるさとと感じてもらいたい」と話す。
冊子「知るあさお楽しむあさお」は、B5の4つ折りサイズ。麻生区で開催され親子で参加できる27のイベントが、季節ごとに写真付きで掲載されている。発行部数は8千500部。
今年度中に区内各小学校の児童を通じて配布予定だったが、新型コロナの影響による一斉休校で配布できず。新年度に各家庭に配布予定だ。
作成したのは市民団体「ホームタウンプロジェクトあさお」。2016年、17年の区民会議で話しあわれた「麻生区の魅力を発信する冊子作成」を継続させた。代表の菅野明さん(81)は「高齢社会を見据え、子どもを含む若い世代が麻生区に愛着を持ち住み続け”ふるさと”と感じててほしい」ときっかけを話す。
目指したのは「幹」
昨春に区でプレゼンし協働事業として採択。メンバー6人で5月から取材など作成を進めてきた。目指したのは「木の幹」となるガイドマップ。「親子での参加は一生もの。一緒に参加したことから枝分かれして、他のイベントへの参加やイベント主催者にまわってほしい」と事務局の林恵美さん(65)。紙媒体にしたのは「探している情報以外にも触れられ、親子で一緒に見てもらえる」との思いからだ。
林さんは「良いものができたと思う。第2号は1号の反響をリサーチしながら、どう内容や見せ方をアップデートしていきたい」と語っている。
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