神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2020年3月27日 エリアトップへ

麻生市民交流館やまゆりでワンコイン落語会を開催している 立川 志らぴーさん(本名:片桐 悠吾) 町田市在住 27歳

公開:2020年3月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

恩返し夢に磨く話芸

 ○…今年1月から月1ペースで市民交流館やまゆりで、入場料ワンコインの落語会を開催。約40人を前に毎回3席演じる中、2席はネタ下ろし。数多く落語を覚えるために始めた勉強の場だが、「お客さんには思った以上の評価をしていただいて」と手ごたえを見せる。「でも目指しているレベルには、まだまだ」。軽妙に語る口ぶりに野心をのぞかせる。

 ○…生まれも育ちも町田市三輪。山形の大学に進学し「想像以上に暇」だった空き時間、ふと、図書館で3代目三遊亭金馬、5代目古今亭志ん生といった名人による落語のCDを借り始めた。「おもしろいな」と思っていたところ、立川談志の「マクラの社会風刺と『芝浜』に涙が出るほど感動」し、落語の魅力にどっぷりと浸かる。社会科の教師になろうかとも考えていたが、大学卒業後に噺家の道へ。「笠碁」の仲直り場面が映画のワンシーンのように見えたという立川志らくに、2016年入門。前座として修業の日々を送る。

 ○…「志らぴー」の名は、動物のオカピに似ていると初高座30分前に師匠から命名。昇進したら改名できるが「笑ってもらえて覚えてもらえる名前なので気に入っています」とどこ吹く風。学生時代からパンクロック、UKロック、ヒップホップといった音楽を聞くのも好き。落語にハマったのも「落語のリズムとメロディの心地よさに惹かれたのだと思う」。

 ○…演じたいのは「たいこ腹」のように調子の良さや滑稽さが特徴の噺。会場のやまゆりスタッフ、落語家になると宣言したとき驚いていた両親、友人と、応援してくれる人がいる。「売れることが一番の恩返し。千人規模の大きな会場で演じられたら」。周囲の期待に応えるためにも、一日一日、芸を磨く。

麻生区版の人物風土記最新6

吉原 智子さん

市立柿生小学校でPTA広報委員長を務める

吉原 智子さん

上麻生在住 36歳

3月29日

小ノ澤 幸穂さん

梨の木団地で初めて開催されたリサイタルでピアニストを務めた

小ノ澤 幸穂さん

王禅寺東在住 46歳

3月22日

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook