新型コロナ感染症のため休館していた黒川青少年野外活動センター(野口透所長)に、新しい施設「五右衛門風呂」がお目見えした。休館期間を利用して同センターの職員らが制作したもので、”新しい生活”の中で、公共施設も様々な工夫を凝らして感染防止を実践しながら、新たなサービスの提供を構築している。
緊急事態宣言が解除されたのを受け、6月から受け入れを開始した同センター。新設した五右衛門風呂は2つで、山形県の古民家で実際に使われていたものを再利用した。作業は5月15日ごろから開始し、10日ほどかけて釜や土台などを制作。竹の塀も設置した。
センターを再開しても、感染防止のためにできる活動が制約されるという。人気の流しそうめんも新たなルールが必要で、野口所長は「子どもたちにアレもコレもダメではかわいそうだからね。最初から3密を避けられる施設があれば、受け入れられやすいかな」と2つの五右衛門風呂は距離をとって設置した。風呂には「水着で入ってもらいます。子どもたちは水遊び感覚で楽しく使ってもらえれば」と同センター。また、子どもたちが自然の中で楽しく遊べるように竹馬なども職員が制作した。
同センターの利用は、6月18日(木)までの期間は日帰り利用のみで、19日から宿泊利用を再開する。ただし、利用定員を半数以下の40人に減らして3密をさけて受け入れる。また室内での活動はさけ、屋外での活動を推奨している。「今後の状況で、予定を変更する場合もありますので、ホームページなどを確認してほしい」と野口所長。
麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|