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禅寺丸柿ワイン 酷暑経て1千本完成 保存会、製造続け24年

経済

掲載号:2020年12月25日号

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福田市長(中央)にワインを渡す飯草会長(左から2人目)ら
福田市長(中央)にワインを渡す飯草会長(左から2人目)ら

 今年収穫した禅寺丸柿で作られた「柿生禅寺丸柿ワイン」が1000本完成した。例年どおりであれば収穫量が多くなる年だが、酷暑で実が大量に生理落下。収穫量の確保が困難だったが、昨年と同数を製造した。

 禅寺丸柿は鎌倉時代に王禅寺で発見されたとされ、明治時代の末には生産数は最盛期を迎えた。1995年には禅寺丸柿の保存を目的に、地元有志による「柿生禅寺丸柿保存会(飯草康男会長)」が結成。学校や公園への植樹、禅寺丸柿のもぎ取り体験などを実施している。

 農産加工品の「柿生禅寺丸柿ワイン」は1996年から、同保存会が毎年製造、販売を続けている。禅寺丸柿の収穫量は1年おきに多くなるといい、収穫の多い年は「表の年」と呼ばれている。今年は「7月まで順調に育っていた」と飯草会長。しかし梅雨明け後の酷暑が原因で、多くの実が生理落下。飯草会長は「多いときは1日に500個落ちてしまった」と振り返る。同じ「表の年」だった一昨年は5500キロの大豊作。一方で、今年収穫できたのは890キロ。1000本の製造にこぎつけた。

 今月18日には市役所で福田紀彦川崎市長に今年のワインを贈呈。試飲した福田市長は「フレッシュ感もあるが、例年よりも甘みがあるように感じる」と講評した。

 飯草会長は「ギフトとしても使ってほしい」と語る。来年については「実が落ちるのが早かったぶん、実がつきやすいはず。暑さに耐えられれば収穫量が期待できるかもしれない」と話す。

 「柿ワイン」は1本720ミリで1800円(税込)。川崎小売酒販組合加盟店、セレサモスで販売。

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