東日本大震災からまもなく10年――。麻生区内を中心に活動する音楽ユニット「FAiCO(ファイコ)」のボーカル・MiSAさん(42)が歌う復興応援ソングが3月11日から動画共有サービス「ユーチューブ」で配信される。2012年に制作、川崎市の公共CMにも採用された曲で、今回プロモーションビデオ(PV)をリニューアル。今後、通信カラオケ「JOYSOUND」でも配信され、収益は被災地に寄付する予定だという。
MiSAさんは、麻生区のイメージソング『かがやいて麻生』のポップスバージョンを歌うなど、区内を中心に活動を行っている。震災発生後、被災した友人をしのび、詞を書いたという知人から作曲・歌唱依頼を受けた。ユニットメンバーの地元・福島県でライブ活動を行っていた縁もあり、復興応援ソング『Start Line』を制作。12年に、川崎フロンターレや市内にゆかりのあるスポーツ選手らが出演する川崎市の公共CM「YELL」のテーマ曲にも採用された。
今年、震災から10年を迎えることから、風化させないためにも何か発信しようと『Start Line』のPVをリニューアルし、動画の配信を決定。川崎市やフロンターレなどの協力を得て、元のPVに、「YELL」と新たに撮影した映像を収録した動画が完成した。
動画は、ユーチューブで公開するだけでなく、SNSでも配信予定。「JOYSOUND」を運営する(株)エクシング(愛知県)からの依頼もあり、今後、同カラオケの「うたスキミュージックポスト」でも配信される予定だという。MiSAさんは「川崎市のご協力に感謝している。あの日を忘れないためにも、多くの方に見ていただければ。今後、このPVの収益が出た際には被災地に寄付していきたい」と話している。
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