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麻生区版 公開:2021年3月12日 エリアトップへ

はるひ野町内会 Web役員会 行政が視察 市「好事例、他地区にも」

コミュニティ社会

公開:2021年3月12日

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オンラインで実施する役員会
オンラインで実施する役員会

 はるひ野町内会(杉本秀治会長)の役員会が3月6日、はるひ野黒川地域交流センターを会場にオンラインで開催された。川崎市や麻生区の担当者、市議会議員も視察に訪れた。市の担当者は「市内では先進的で珍しい。今後、好事例として紹介していきたい」と期待を寄せる。

 2003年に第1期の分譲、入居が開始した区内でも新しいまち・はるひ野。翌年に町内会が発足し、現在は約2000世帯が加盟している。

 今年1月には、地域一体となった防災活動が評価され、市から自主防災活動功労者として表彰されるなど、さまざまな独自の取り組みを行っている。昨年から続く、コロナ禍で町内会活動も制限される中で、取り組んでいるのがオンラインを活用した役員会だ。

情報発信が大切

 昨年2月に同センターで役員会を実施して以降、町内会の集まりが中止に。回覧板での情報発信のみで、年に一度の総会も書面開催するなど、活動が制限されていた。比較的年齢層も若く会社勤めの住民も多いことから、オンライン会議ツール「Zoom」を使った役員会の開催を模索。9月から同センターを会場に、町内のブロック代表者に議題の紙を配布し、各家庭をオンラインでつないで役員会を開催。毎回、30人以上が参加しているという。

 杉本会長は「もとは紙の回覧板をやめるために、オンライン開催を検討していたところだった」と導入のきっかけを話す。これまでの開催状況について「問題ない」と手応えを語る。一方で「高齢者がセットアップできるか」「システムの性質上、議論がしづらい」「顔の見える関係づくりという意味では関係性をつくりにくい」といった課題もあるという。杉本会長は「町内会活動を止めないためにも一つの手段として活用できる。あわせて回覧板や、掲示板、HP、メール、SNSでの情報発信も大切」と町内での情報の周知について話す。

 当日、視察に訪れた市の担当者は「はるひ野町内会の取り組みは、地域特性を生かし、市内でも先進的。市内の自治会の会合をオンラインでやっているのは珍しい。好事例として、市町内会連合会などでも共有していきたい」と話した。
 

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