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16日は和菓子の日 地域に伝える菓子の魅力 柿生・大平屋の野村さん

文化

掲載号:2021年6月11日号

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店先に立つ野村さん
店先に立つ野村さん

 6月16日は「和菓子の日」。50年近く柿生で和菓子店を経営し、オリジナルの菓子作りのほか、地域の子どもに和菓子文化を伝え続けているのが「大平屋」店主、野村衛さん(71)だ。

 和菓子の日は、菓子を食べ厄除けと招福を願う儀式「嘉祥」に由来し、全国和菓子協会が1979年に制定した。

 野村さんは毎朝午前4時には起き、30分後には仕込みを開始。息子と一緒に、だんごや大福など1日約500個の菓子を作る。常連や電車を降りた人らが立ち寄る店舗には、常時20種の菓子がずらり。「スーパーやコンビニで買うのとは違う風味を出せていると思う」と自信を見せる。

 新潟で生まれ、集団就職で上京した。中原区の店で10年修行し、25歳でのれん分け。柿生に店を構え47年になる。

まちの特色、形に

 麻生区や川崎市ゆかりの創作和菓子も手がける野村さん。柿を使った羊羹や、「音楽のまち」にちなんだピアノ型の最中などを、試行錯誤を重ねて開発した。

 黄身しぐれの中を割ると6色の餡が層になっている「響」は、多摩区の川崎市岡本太郎美術館の開館にあわせて考案。「岡本太郎の言葉から、『爆発する』イメージを表現した」と語る。

 柿生小、真福寺小、片平小では、体験教室で桜餅や上生菓子の形成を教えている。毎回楽しそうに作る子どもの姿が印象的だ。先日20歳くらいの青年が店に菓子を買いに来て言った。『子どもの頃、学校で教わったことを今でも鮮明に覚えています』。その時を振り返り「こんなに嬉しいことはない。ここで長くやっていてよかった」。野村さんは笑顔を見せる。

 和菓子の魅力は「味や形から季節を感じられること。そんな良さを知ってもらいたい」。日々、思いを込め菓子を作る。
 

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