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麻生区 人物風土記

公開日:2021.07.09

2021〜2022年度の川崎麻生ロータリークラブ会長を務める
鈴木 昭弘さん
上麻生在住 51歳

源は前向きな地元愛

 ○…7月に川崎麻生ロータリークラブの30代目会長に就任。クラブ創立30周年の節目となる年の要職に「光栄な反面、重圧もある。引き締めていきたい」と今の思いを語る。掲げるテーマは「次の10年を見据えて」。この1年、奉仕活動のメインは若手会員。「クラブとしても丁度転換期。これからも続いていくよう、若手ががんばる一年にしていきたい」

 ○…生まれは柿生で12代続く農家。新百合ヶ丘の宅地造成が進む脇で、野球をやったのが幼い頃の思い出だ。「物心ついたときに、まちが大きくなる感覚があった」と振り返る。サラリーマンを経て、30代で父親から不動産管理会社を引き継いだ。幅広い地域活動をしていた父の縁もあり、10年ほど前に同クラブへ。例年行う麻生川や新百合ヶ丘駅周辺の清掃活動にも「地元に貢献できていると思うと嬉しい」とやりがいを感じている。

 ○…高校の部活で始めたサックスの演奏を今も続けている。高校のOBバンドでは団長を務め、神奈川県内300人の奏者が集まるイベントにも参加。麻生観光協会では事務局長を務める。サラリーマン時代に一度地元から離れたことで、改めてまちの良さが見えた。「古刹、名刹がいっぱいあるうえに、古さと新しさがミックスされて居心地がいい」。そんな麻生区の魅力を伝えるその役割は、「ライフワーク」と言い切る。

 ○…先の10年、地下鉄延伸や世田谷線の拡幅など環境が変化する麻生区。変わる中でも活気ある市民活動ができるよう、「ロータリーが支えたり、中心になって一緒に活動できれば」。原動力は「地元が大好きなこと」だ。「自分の手で住みよいまちにしたい。否定から入ったら何もできないから」。ポジティブにまちの未来を動かす。

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