繭から糸を繰る体験が7月3日に白山こども文化センターで行われた。
同センターの企画「むじなが土曜塾」として行われたもので、15年ほど前からカイコを育てる講座を実施する。
6月に続き2回目の同講座。子ども8人、大人6人が参加した。まずは前回から飼育を開始したカイコの成長過程を参加者同士で確認。繭になったものもあれば、大きく育たなかったカイコも。むじなが塾代表で講師の平野敦士さんは、「成長の差はエサに原因があるのでは」と解説した。
繭を開いてサナギを観察した後は糸繰りに挑戦。熱を通して処理した繭から1本の糸を引き出し数本あわせると、平野さん手作りのペットボトル糸繰り器にセット。途中糸が切れてしまうハプニングもあったが、何度やり直し、糸繰り器をくるくると回して生糸を巻き取った。
参加者の鈴木優斗さん(小3)は「糸をつくるの楽しかった。製糸場では、ほんとに全部で機械でやっているのと思った」と話していた。平野さんは「ハプニングを乗り越えるのも体験学習のおもしろさ。今日の体験は子どもたちが考える良い材料になったのではないか」と話していた。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|