川崎白百合ライオンズクラブの2021〜22年度の会長に就任した 加藤 哲朗さん 王禅寺西在勤 70歳
真心・礼儀尽くして奉仕
○…21人が会員として所属する社会奉仕団体「川崎白百合ライオンズクラブ」。7月1日付けで新会長に就任した。クラブの方針である「奉仕」にちなみ、論語の「四海兄弟」を今年度のスローガンに掲げる。真心と礼儀を尽くして他者に交われば、世界中がみな兄弟のように仲良くなるという意味。ネット・SNS社会となり、人を簡単に傷つけてしまう今の時代に「その精神で今年度の活動を行っていきたい」と抱負を語る。
○…1953年創業の生田建設(株)の3代目社長を務める。先代に勧められて5年前にクラブに入会。薬物乱用防止、盲導犬育成、被災地への募金活動など、さまざまな活動に従事してきた。普段の仕事では接する機会の少ない職種のメンバーと親睦を深められたことが財産だ。「皆さん熱意をもって取り組んでいる。奉仕の活動が身近に感じられるようになったし、やりがいを感じている」と笑顔で話す。
○…鹿児島出身。東京への憧憬を持ち、海で遊んだ少年時代。先代社長が同郷だった縁で今の会社に入社した。土木の仕事は数字が必須。「数学が嫌いで大学で法律を学んだんだけど」と苦笑するが、再び夜間の大学で土木を学んだ。造成工事、災害復旧の仕事をする中で万福寺の土地区画事業にも携わった。土地ができていく過程、災害復旧で感謝の言葉を聞いた時に、仕事のやりがい、魅力だと感じる。
○…幼い頃からの趣味が釣り。会社の若手と一緒に遠出することも。「仕事は厳しく、それ以外は和気あいあいとね」。仕事を後進に譲り、余暇にボランティアなどの楽しみを見つけていくことが目標だ。「コロナが収束して早く元の活動をしていきたいね」。義を大切に、クラブを盛り上げていく。
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