「麻生童謡をうたう会」に所属し、日本に伝わる童謡・唱歌を歌うことで日本の文化を幅広い年代に伝え、残していく活動を行う。2005年からは、麻生区文化協会の会長に就任。麻生区民の文化活動を振興し、地域文化の向上、交流のために長年尽力してきた。
特に力を入れてきたのが「あさお古風七草粥の会」「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」だ。毎年、新年恒例の「七草粥の会」はは、地元で採れた食材などを使って区民に提供。「アルテリッカ」では、近隣では見られない大型の作品の展示や、地元の劇団民藝とも連携した美術展を開催してきた。
文化協会として、来年迎える区政40周年も、この2つのイベントで盛り上げていきたいという。「早くコロナが収まってほしい。ぜひ多くの区民の方々と盛り上げていきたい」と話す。
山形県出身で、川崎市が教員の募集をしていたことをきっかけに上京。百合丘で小学校の教員になった。当時は、まだ開発が始まる前。子どもたちと万福寺の自然豊かな里山の中で遊んだことが思い出だ。お気に入りの場所は、市制60周年を記念して整備された「王禅寺ふるさと公園」。広大な土地で、子どもも大人も自由に遊べる場所は「貴重」と話し、「大事にしていきたい」と話す。
まちの発展とともに、進められてきた麻生区の「芸術・文化のまちづくり」。文化協会でも”新しい風と創造”を掲げ、時代の流れや、新しい感覚を取り入れながら、今後も麻生区の文化振興を担っていきたいと目標を語る。「文化はつくっていくもの。地域が育んできた歴史的なものを大事にしながら、まちの新しい文化をつくっていきたいですね」
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