亀井橋交差点付近、鶴見川と麻生川の合流点にあるのが「恩廻公園」。地下には、鶴見川の氾濫を防ぐために作られた、トンネル構造の調節池がある。
調節池とは、洪水を一時的に貯留することで最大流量を減少させるために設けられたもの。同調節池では、雨が降って鶴見川の水位があがると、水が堤防から取水庭に流れ込み、地下50メートルのトンネルに流れて溜まる仕組みだ。1時間に60ミリの雨が降っても氾濫を防ぐことができる。
1965年以降の開発によって雨水をためこむ水田やため池が少なくなり、流量が増え氾濫を起こしていた鶴見川。「暴れ川」とも呼ばれた同川の水害対策として、鶴見川が流れていた箇所を改修し、2003年に建設された。
トンネルの長さは約600メートル。25メートルプールの約330杯分をためることができる。断面は縦16・5メートル、横15・4メートルで、新幹線のトンネルよりも大きい。2008年8月には、全容の3分の1を流入した。
管理棟の1階では調節池の構造や周辺の自然を紹介する模型、パネルを展示。開館時に見学することができる。現在トンネルの見学受付は中止。最新情報は施設HPへ。
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