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公開日:2021.09.17
世界アルツハイマーデー
認知症理解へ 民・官一体
区役所で展示 動画作成も
認知症への理解を深めてもらうおうと「あさおオレンジプロジェクト」らは、「世界アルツハイマーデー」となる9月21日(火)から、麻生区役所1階ロビーでパネル展示を実施する。麻生区では「認知症にやさしいまち あさお」を掲げ、民・官が一体となって同プロジェクトを推進。認知症になっても安心して暮らしていけるまちづくりを進める。
麻生区では、市内7区の中でも高齢化率が高いことから、認知症当事者が認知症とともに生活できるように、行政、民間で市内初となる協議体を発足。2015年度から認知症ケアに対する取り組みとして「あさおオレンジプロジェクト」を推進している。
「世界アルツハイマーデー」の9月21日から10月5日(火)まで行われる展示では、オレンジプロジェクトが認知症当事者からヒアリングした「本人がやりたいこと」「日常生活の工夫」などの声をパネルで紹介。「RUN伴+あさお実行委員会」による応援メッセージや投稿写真、「あさお もの忘れ 仲間の会」の川柳、認知症サポーターキャラバンのマスコットキャラクター「ロバ隊長」のストラップを配布する「ロバ君倶楽部」の活動をパネルで展示する。
また、麻生図書館でも26(日)日まで、同柿生分館では22日(水)から10月17日(日)まで、認知症当事者の声を集めたパネルと、関連書籍の紹介を行う。
店舗にステッカー配布
オレンジプロジェクトではこれまでに、物忘れが心配な人が相談できる機関や、認知症カフェなどを掲載した「あさおもの忘れガイドマップ」を作成。講演会、認知症サポーター養成講座などを推進してきた。
今年度、地域のパン屋や、郵便局、スーパー、カーディーラーなどに、認知症ケアへの取り組みをヒアリング。今後、そうした声を集めて動画にし、他分野の人たちにも参考にしてもらえるように市の公式ユーチューブチャンネルで公開する予定だ。加えて、「認知症の人にやさしいお店」のステッカーを作成し、認知症ケアへ取り組む店舗、企業への配布も行っている。
区地域みまもり支援センターでは「麻生区は、地域の方や自治会の方たちが認知症サポーター養成講座に積極的に受講するなど熱心。皆さんの優しい対応が、認知症の方への優しさになる。分け隔てなく生活できるまちになるように、取り組みを進めていきたい」と話している。
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