麻生安全運転管理者会の会長を務める 鈴木 洋さん 王禅寺東在住 60歳
交通安全で地域に恩返し
○…9月21日から始まった「秋の全国交通安全運動」。「麻生安全運転管理者会」も例年、麻生区交通安全対策協議会のメンバーとして安全運転、交通事故防止の啓発活動に取り組む。区内の交通事故件数は減少傾向にあるものの、毎年死亡事故が発生している。「今年はコロナで思うような活動ができないけど、しっかり安全運転の啓発を呼び掛けていきたい」と声を大きくする。
○…同会の会員事業所数は約90。2012年に会長に就任し、警察、関係団体との会議に出席し、調整役を担う。普通自動車を5台以上所有する事業所は、安全運転管理者を選任することが定められているが、会への加入は任意。一時は150者加入していたものの、年々その数は減少。「どう増やしていくかが課題」と苦悩の表情を浮かべる。「会員や地域と交流が持てて、自分の視野が広がる。地域貢献できることをPRしていきたい」と呼びかける。
○…幼い頃から柿生で育ち、身近な自然が遊び場だった。高校時代に山岳小説を読んで、登山に興味を持つように。大学でサークルに入り、全国の山々を登った。「良い景色の中で飲むコーヒーが美味しくて。山の匂い、風が好きで」と微笑む。大学を卒業して家具メーカーに3年勤めた後、家業を継いだ。「木製の建具は職人の技を生かせる仕事。その職人も減ったが、長年の知識や経験が必要でおもしろい」と魅力を語る。
○…消防団にも所属し、仕事に、地域を守る活動にと多忙の日々を送る。「じっとしているのが性に合わないので」。その原動力は、育ててくれた地域への思い。「地域に少しでも恩返しがしたくて」。北アルプスの雲ノ平に登る日を目標に、仕事に、交通安全に全力を注ぐ。
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3月29日
3月22日